2003年08月19日
中央化学、物流業務を三菱化学物流に全面委託
当面20億円のコストを削減、将来は原料調達面でも提携
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:中央化学、三菱化学

 中央化学、三菱化学物流の両社は19日、中央化学が物流業務の全てを三菱化学物流に委託していくことで合意したと発表した。
 
 中央化学は、全国11ヶ所でプラスチック製食品包装容器の製造工場を稼動させるとともに、合計21ヵ所に配送拠点も設置して全国各地に各種の製品を自らデリバリーしてきた。同包装容器のトップメーカーとしては製品の配送も全て自らが手がけていくことが重要と考えてのものであった。それを今回、全面的に三菱化学物流に委ねていくことにしたのは、企業体質強化のためには物流面の思い切った合理化が不可欠と判断したため。三菱化学物流の持つクロスファンクショナルマネージメント機能(取り扱い全製品最適なかたちで集中管理する物流サービス機能)をフルに活用していくことで物流全体の最適化を図っていくと説明している。当面、年間20億円のコスト削減を見込んでいる。
 
 また同社では、将来構想の一つとして原料の調達・在庫・配車等の機能を一元管理する集中物流センターの実現を考えており、現在三菱化学物流との間でプランの細部について検討を開始してもいる。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/cgi-bin/fax/search.cgi?CODE=1268