| 2003年08月29日 |
| テルモが中国の医療費大幅増を予測 |
| 2001年の7.4兆円が07年に13兆円に |
| 【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:なし |
中国の杭州市と長春市(合弁)で医療機器を生産しているテルモの原八郎取締役兼常務執行役員本社生産部管掌・中国部統括管掌は中国での医療費の見通しや中国進出企業へのアドバイスなどについて、次にように語った。 これは来日中の訪日杭州ミッションが杭州ビジネス環境説明会を東京で開いた席上で、在中日本企業代表として明らかにしたもの。同社は中国でカテーテル、輸液セットなどを生産している。 1.テルモは1995年に杭州市と工場を建設する契約を結び、97年4月から営業を開始した。これまでに私は4年半中国に滞在して業務活動を行った。中国・杭州市では第3期工事を完成して、従業員が1,400人にふえた。 1.中国の医療費は一昨年の7兆4千億円から2007年末までに13兆円の規模まで伸びる見通しにある。当社の対象となる人口は4億〜5億人とみている。杭州は電力、水、交通などのインフラがよく整備されており、知的人材も豊富だ。 杭州市(人口124万人)のある浙江省には浙江大学、寧波大学、浙江財経学院、浙江林学院、浙江工業大学など58の大学があり、幹部職員が確保でき、企業成長のカギとなっている。 1.中国の人口は12億8,000万人(2001年)で平均寿命が男性69.93歳、女性73.33歳(日本は男性78.32歳、女性86.23歳)、都市部では75.21歳、農村69.55歳となっている。医療施設は31万(日本は9万9,000)か所、病院数は1万7,844(日本は18万3,000)。1,000人当たりの医師数は1.47人(日本は203人)。医療費は1人当たり5万8,000円(日本は25万3,000円)。 1.中国進出に当たっては中国国内販売か第3国への輸出を対象とすれば30%のコスト削減が必要。日本向け輸出であれば、日本と同等以上の品質確保が求められる。狙いが原価低減(労務費、原材料費、経費)か品質向上か、建物、設備コストの友好な投資方法かなどをはっきりさせる。 また現地での即断、即決ができる役員クラスを派遣し、自社トップに理解させる体制が必要。現地が早期に利益を出し自己投資型の仕組みを作ること、技術支援・品質管理体制を明確にすること、リスク管理を明確にすることなど。 なお、訪日ミッションによると現在までに杭州市には日本企業403社が進出、上位38社で15億4,000万ドルの投資が行われたという。 |