2003年09月08日
化学危険物質を現場で即座に同定、FT-IR装置
STジャパンが輸入、幕張メッセで展示
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:なし

 危険物質やベンゼン、トルエンなどの化学物質を現場で測定する危険物質同定用のポータブルFT-IR(フーリエ変換分光光度計)装置 HazMatID(ハズマットID)の輸入が開始され、ハザーダス(危険物・地帯)マテリアルとして注目を集めている。
 
 同装置は米コネチカットのセンスIRテクノロジー社(SENS IR)が開発したもので、同社は米国内で7月から発売し、日本ではエス・ティ・ジャパン(中川孝郎社長、東京・中央区、TEL/03-3666-2561)が9月から販売を始めると同時に9月10日から千葉の幕張メッセで開かれる「2003分析展」に出品することにしている。
 
 装置の大きさは46×23×タテ18センチとコンパクトで10キログラムと軽量。再充電が可能(約2時間)な電池を搭載している。価格は1台約1,000万円。
 
 炭疽菌などの毒物は通常白色で、砂糖、小麦粉、麻薬などとの区別がつけにくい。このため不審物の場合、消防署、警察などが、研究所や大学などに持ち込み、分析、測定を行い、時間がかかっていた。ハズマットID装置には分析のデータベースが組み込まれているため、その場で危険物の同定ができるという。
 
 さらに同装置はリモートコントロール操作や、水やアルカリ溶液、溶媒で丸洗いすることが可能なため、何度でも繰り返して使える特徴がある。STジャパンとしては当面、年間10〜20台の販売を予定している。