| 2002年05月13日 |
| 北大、国交省が7月から有機ハイドライドで燃料電池実験 |
| 【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:なし |
北海道大学触媒化学研究センターの市川勝教授らの研究グループと国土交通省は、水素を効率的に貯蔵・供給できる「有機ハイドライド」を使った燃料電池の実証実験を7月末からスタートさせる。 札幌市東区にある共同施設を使い、燃料電池の運転で発生するエネルギーを熱源や照明に活用し、発電効率や耐久性などの基礎データを収集、次世代エネルギーとして小型の固体高分子型燃料電池(PEFC)の実用化を進めようとするもの。小中学生を含む一般住民にも施設を公開する。 同研究センターが開発した技術は、天然ガスなどを特殊な触媒で水素とナフタレンやベンゼンに分離、さらにこの水素とナフタレン、ベンゼンをそれぞれ反応させてデリカンやシクロヘキサンの液体物質(有機ハイドライド)として貯蓄するか輸送してガソリンスタンドなどで再び水素をとりだして燃料電池に使うというプロセスで構成される。 実験は札幌市の市民参加型農業体験施設で行われる。同技術は北海道庁が支援する形ですでに天然ガスからの水素製造と有機ハイドライド化が進められており、国土交通省の参加で国家プロジェクトとしての体制がととのったことになる。 とりわけ、天然ガスの輸入が、産地で有機ハイドライド化を行い、これを輸入することに切りかえることができれば、常圧での輸送が可能になり、輸送コストが大幅に引き下げられると期待されている。 |