2003年10月06日
中小企業の技術革新紹介、盛大に「総合展」29日開幕 
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:中小企業庁

 中小企業庁では、経営革新に意欲的み取り組んでいる全国の中小企業を支援するため、今月29〜31日の3日間、東京ビッグサイトで“ここに結集、ニッポンの原動力”をテーマとした「中小企業総合展2003」を開催する。出展企業・グループは約700、総ブース数約1,000と、中小企業専門の見本市としては国内最大規模。昨年は3日間で延べ8万人を超える入場者を記録したが、今年はさらに増やし、10万人突破が目標という。
 
 総合展は、「中小企業ビジネスフェアinTOKYO」(出展予定企業は185社)「中小企業テクノフェア2003」(同453社)「中小企業ビジネス・メッセ2003」(同75社)と、主催団体別に3つのフェアで構成される。このうちビジネスフェアでは、新しい市場創出や販路開拓をめざした製造技術や環境・エネルギー、バイオなどを紹介する。

 テクノフェアは、より広域的な受注拡大をめざそうという下請け企業が中心となり、加工技術ゾーン、完成品ゾーン、地域・グループゾーンと3つのゾーンに分かれて、素材加工、金属加工、電子機器、環境機器、医療機器など最新の技術や製品を展示する。

 ビジネスメッセは、異業種交流などの事業活動によって生み出された、情報通信などエレクトロニクス関連や化学、プラスチック、ゴム、機械などの技術、製品を紹介する。見学者とのネットワーク構築やビジネスマッチングを図るのが狙い。
 
 また同会場では、期間中「中小企業IT投資促進フェア2003」を同時開催する。情報受発信の得意でない中小企業経営者のために、「戦略的IT化」をサポートする。製造業に浸透しているCADの習熟のしかたを経営実態に即して解説するほか、IT投資促進税制の活用方法について説明する。