2003年10月09日
「PETボトル、プラ容器のリサイクル着実に増加」産構審WG
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:PETボトルリサイクル推進協議会

 産構審廃棄物・リサイクル小委員会のワーキンググループは9日の会合で「容器包装リサイクル法」の実施状況について経産省から報告を受け了承した。この中で「分別収集を実施する市町村は着実に増加し、収集量、商品化量も全品目で増えている。制度は浸透、定着している」との報告が行われた。ペットボトルと、プラスチック容器のリサイクル状況に関する報告概要は次の通り。
 
【PETボトル】
◇生産量が増加する中、分別収集量も着実に増加している。再商品化が開始された平成9年度に9.8%だった市町村回収率は、14年度には45.6%と大きく増加した。これにPETボトルリサイクル推進協議会調べによる事業系回収量を加えると、回収率は53.4%と、初めて50%を突破した。
◇指定法人ルートの再商品化製品の用途も着実に増加。15年には「ボトルtoボトル」事業者が新規参入しており、今後の動向が注目される。 
 
【プラスチック容器包装の再商品化利用状況】
◇14年度の利用量を前年度比で見ると、プラスチック製品原材料等向け(24,347トン)が約2.5倍と大幅に増加した。炭化水素油(6,831トン)、高炉還元剤(46,621トン)、コークス炉原料炭代替物(91,175トン)、ガス(11,188トン)など、再商品化製品利用量は合計180,162トンとなり、13年度の118,470トンに対して66%増加した。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/031009keisansyo.tif