2003年10月16日
ポリオレフィン3樹脂の出荷、9月は揃って前年超え
国内向けがいずれも順調な伸び
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:なし

 ポリオレフィン3樹脂の9月の出荷数量はいずれも前年同月の実績を上回った。3樹脂揃っての前年同月超えは今年3月いらいのこと。今年に入って4回目となる。これは、国内向けが3樹脂とも順調な伸びを遂げたことによるもの。国内向けが3樹脂揃って前年同月を上回ったのも今年3月いらい6ヶ月振り。同じく今年に入って4回目。

 3樹脂それぞれの9月の出荷量の前年同月比は、LDPEが4%増、HDPEが2%増、PPが5%増となっている。LDPEは3ヶ月振りの、またHDPEは4ヶ月振りの前年同月超えである。PPは4ヶ月連続の前年同月超えとなった。
 
 うち国内向けは、LDPEが6%増、HDPEが1%増、PPが2%増となっている。PPの出荷量は9月単月では史上最大規模。LDPEは00年9月に次ぐ規模である。PPの伸びは、メーンの射出成形用が5%増となったことによるところが大きい。LDPEの成長にはフィルム用の6%増と加工紙用の11%増が大きく寄与している。
 
 一方の輸出は樹脂によって増減のばらつきが大きい。LDPEは12%減だが、HDPEは6%増、PPにいたっては36%もの大幅増となっている。LDPEは3ヶ月連続の前年同月割れである。HDPEは4ヶ月振りの前年同月超え、またPPは8ヶ月連続の前年同月超えとなった。
 
 こうした結果、7〜9月期の各樹脂の出荷数量は、LDPEが前年同期比1%減、HDPEが3%減、PPが5%増となった。PPの順調な成長振りが注目される。ただし、これは輸出の大幅増に負うところが大きい。
 
 国内向けは、LDPEが1%増、HDPEが同2%減、PPが同1%増となっている。一方の輸出は、LDPEが13%減、HDPEが7%減といずれも前年を大幅に下回っている。しかしPPは44%もの増加となっている。特に今年春以降、一部の企業が輸出に積極的に取り組みはじめたためと見られている。