2003年11月28日
バイエル、上海のポリカーボネート工場起工
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:バイエル

 バイエルは28日、中国・上海でポリカーボネート工場の起工式を行ったと発表した。今後、中国での事業活動をさらに積極的に拡大していく方針。
 
 工場は上海化学工業団地内の同社総合生産拠点に建設。総投資額は4億5,000万ドル。製品のポリカーボネートは、CDやDVD、ヘッドライトのレンズ、ガラス材などの分野に向けて市場開拓していく。需要の伸びに応じ、年間20万トンまでの生産能力を備える。生産開始は2006年第2四半期の予定。
 
 起工式に出席した、同社のヴェニング社長は「中国市場は今後、世界でも最も有望な市場になる。上海の統合生産拠点はアジア太平洋地域でバイエルが拡大計画を実現していく上で大きな一歩になる」と語った。
 
 バイエルは、上海の総合生産拠点に総額約31億ドルを投資する計画を進めており、高分子材料関係にはうち約18億ドルを投入する。さらに8億ドルを追加投資する計画もあるとしている。