| 2003年12月04日 |
| ケミプロ化成、耐久性の高い有機EL発光素材を開発 |
| 【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:なし |
有機EL(エレクトロルミネッセンス)の耐久性の問題を解決する発光素材の新技術が開発された。紫外線吸収剤メーカーであるケミプロ化成(辻野秀一郎社長、神戸市中央区京町83、TEL/078-393-2530)は低分子型発光素材を山形大学城戸淳二教授と共同で開発、兵庫県の相生工場に月産10キログラム能力(合成・精製)を持つ設備の建設に入った。 来年4月ごろに生産を開始する予定だが、同時に内外の有機ELディスプレイメーカー6社とも材料供給の契約を結んだ。新工場は床面積約100平方メートル、半導体並のクリーンルームを備えることになっており、約1億円の投資。 三原色用を中心にフルカラー化に対応できる発光素材を生産するが、白色用も開発している、面発光による照明分野への進出も予定している。こにため大手照明器具メーカー4社とも素材の開発と供給で提携した。 この発光素材は耐久性が数万時間以上と液晶の6万時間並みに強化した。有機蛍光増白剤の技術を生かしている。有機ELは自己発光型で応答速度が液晶に比べ約1,000倍と早く、部品点数もおよそ3分の1と少ないため、大幅なコストダウンが見込まれている。 用途面では携帯電話やカーナビ、ノートパソコン、薄型の画面テレビなどの表示パネル用に急速に伸びると予想されている。 |