2003年12月09日
日本農産、バイオ研究体制強化、横浜にもラボ新設し2拠点に
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:日本農産工業

日本農産工業は9日、バイオの研究体制を強化するため、横浜市内にラボを新設すると発表した。2004年1月から業務を開始する。現有のつくば市のラボとともに研究拠点は2拠点となる。同社は、バイオ事業への取組みの重点をADME/Tox(薬物動態)、タンパク発現、生殖医療、遺伝子改変動物の4分野に置き、各分野の強化を図ってきた。
 
 このうちタンパク発現分野では、つくば市の研究所で昆虫細胞を使った受託発現を実施してきたが、受託実績の増加に伴い施設が手狭になった。このため横浜市内に新たにラボを開設し、受託サービスの能力増強を図ることにした。 
 
 また、今春からドイツのジェノバック社と提携してDNA免疫による抗体の受託作製事業を展開してきたが、このほど国内での作製に関する技術とライセンスを取得したため、必要設備を導入して、横浜ラボで作製を開始する。
 
<新設ラボの概要>
名称  :日本農産工業バイオ部 バイオ研究所横浜ラボ
所在地 :横浜市金沢区福浦1丁目1番地 横浜金沢ハイテクセンター・テクノコア内
業務開始:平成16年1月

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/cgi-bin/fax/search.cgi?CODE=1595