2003年12月11日
「次世代化学プロセス」が終了、ノンハロゲンなど7テーマに成果
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:日本油脂

 1995(平成7)年度にスタートした「次世代化学プロセス技術開発研究」(シンプルケミストリー)が今年度限りで終了する。当初は10ヵ年の予定だったが、国の財政事業から1年短縮されることになった。この間に取り上げたプロジェクトは7つ。うち5つはすでに研究を終了し、いくつかは企業の最前線で早くも生かされている。
 
 「次世代化学プロセス研究」は、経産省の技術開発重点プロジェクトの1つとしてスタートした。その当時、停滞しつつあった化学技術に省エネ・省資源を促し、革新技術を生み出していこうというのが狙いだった。
 
 プロジェクト化されたのは以下の7テーマ。
(1)固相反応場利用プロセス技術(1995〜98年度)
(2)ナフサ接触分解技術開発(1995〜99年度)
(3)新反応機構利用プロセス技術(1997〜2000年度)
(4)飽和炭化水素の選択酸化反応技術の開発(1997〜2001年度)
(5)ノンハロゲン化学プロセス技術開発(1999〜2002年度)
(6)多相系触媒反応プロセス技術の開発(2000〜2003年度)
(7)親固体酸プロセス技術の開発(2001〜2003年度)

 いずれも「次世代」につながる共通基盤技術で、テーマごとに多くの企業や大学、国の研究機関が参加し、産学官一体となって研究に取組んだ。実用化につながった研究も多い。2002年度に研究を終えた「ノンハロゲン化学プロセス」では、チームに参加した日本油脂が、ここでの研究成果を生かして「水も油もはじくナノレベルの微粒子」を開発。自動車やビルの汚れを簡単に落とす表面処理剤として商品化した。近く本格的に売り出すという。