2003年12月24日
石化製品の物流コスト下がる、「商慣行」は足踏み
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:なし

 経産省化学課は24日、「2002年度の石化製品の販売物流費は、合理化などにより前年度比1.7%減少したが、4大樹脂の商慣行は横ばいで、足踏み状態が続いている」とする、石油化学製品の物流・商慣行調査結果をまとめた。調査は、石化協加盟32社(4大樹脂の商慣行調査は17社)を対象に実施した。
 
 その結果、2002年度の主要石油化学製品の物流費総額は、1,424億円(対前年度比1.7%減)となった。内訳は、販売物流費1,016億円、工場物流費406億円、調達物流費2億円だった。

 物流費は、販売量の増加(180千トン)による増加が23億円あったものの、物流合理化による▲34億円の費用削減と、22億円の単価ダウンによって、総額で25億円(▲1.7%)減少した。売上高に対する物流費比率は、化成品が大幅減少したことにより、売上高全体(17,019億円)に占める割合が8.4%と、前年度比0.4ポイント下がった。
 
 一方、4大樹脂の物流に係る商慣行は、納入数量が1トン未満の「小口納入」件数は35.5千件(前年度比▲7.6%)と減少。とくにポリプロピレンの改善が顕著で前年度比2.2ポイントの減少がみられた。
 
 しかし全納入件数に対して「何らかの制約条件を伴う納入」は、全樹脂平均で49.5%(前回44.5%)と悪化している。制約条件の中では「時間指定」が半数以上の55%を占め、次いで車種指定、荷役作業等への特別注文、看板納入の順だった。

 同課では、「物流費削減には効果が見られるものの、一部には物流業務の外注化による工場物流費の増加もみられ、各社の削減努力が直ちに実を結んでいるとは言えない。また納入頻度、受注の時期、制約条件については、最近横ばいに推移しており、足踏み状態が続いている」と指摘、引き続き改善努力が必要だと報告している。
 
ニュースリリース参照 
http://www.chem-t.com/cgi-bin/fax/search.cgi?CODE=1650