2004年01月13日
分別容器包装のリサイクル、ガス化とボトル化が急拡大
ケミカルリサイクルの比重が急速に高まる
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:なし

 日本容器包装リサイクル協会が集計したところによると、同協会が容器包装リサイクル法に沿って再商品化事業者に委託して再商品化(リサイクル)した樹脂製容器包装の昨年11月における数量は、プラスチック製容器包装が2万4,568t、PETボトルが1万1,277tとなった。前年同月に比べると、プラ製容器包装は53.0%増、PETボトルは15.2%増となる。
 プラ製容器包装のうちの白色発泡スチロールトレーのリサイクル数量は87tで、前年同月比は14.5%増となっている。

 この結果、4月から11月までの累計は、プラ製容器包装が15万9,730t、PETボトルが8万2,462tとなった。前年同期の実績に比較すると、プラ製容器包装は41.6%増、PETボトルは3.1%増となる。プラ製容器包装のうちの白色発泡スチロールトレーのリサイクル量は657tで前年同期を12.7%上回っている。
 PETボトルの再商品化の伸びが低いのは、冷夏のため清涼飲料の売れ行きが前年を大きく下回ったせいと見られる。
 
 こうした実績の中で特に注目されるのは、新たな手法によるケミカルリサイクル数量が両製品ともに目覚しい伸びを遂げている点だ。プラ製容器包装ではガス化が、一方のPETボトルではモノマー化したうえでのボトル化が急増している。
 関係業界の間では、かねてからリサイクルに係わる手間とコストのより合理的な手法の研究が懸命に進められてきたが、そうした中で最近急浮上してきたのがこれらのプロセス。今後は急速にこれらの手法に対する依存度が上昇していく可能性が高い。
 
 両製品の昨年11月と1〜11月累計(右)の手法別リサイクルの構成比は以下の通り。かっこ内は前年の実績。

 [プラ製容器包装]
 プラスチック製品化=13.9%(14.8%) 16.7%(12.6%)
 熱分解油     = 2.2%( 3.0%) 2.3%( 3.9%)
 高炉還元剤    =20.2%(24.9%) 23.7%(27.6%)
 コークス炉化学原料=45.5% (47.5%) 48.7%(49.4%)
 合成ガス化    =18.5%( 9.4%) 8.7%( 5.9%)
 
 [PETボトル]
 繊維化 =41.0%(53.0%) 44.7%(53.3%)
 シート化 =34.5%(45.0%) 39.1%(39.8%)
 ボトル化 =21.7%( 0.4%) 11.0%( 0.3%)
 成形品化 = 2.0%( 0.4%) 3.1%( 0.5%)
 その他 = 0.9%( 1.8%) 1.1%( 2.0%)