| 2004年01月22日 |
| ポリオレフィンの昨年の総出荷量、LDPEとPPが前年超え |
| HDPEはフィルム用品種の若干の縮小で0.25%減に |
| 【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:なし |
ポリオレフィン各樹脂の昨年1年の総出荷数量は、LDPEが1%、PPが3%それぞれ前年の実績を上回ったが、HDPEはわずかに前年割れとなった。もっとも、HDPEの縮小率は0.25%なので、ほぼ前年の横並びということが言える。PPの総出荷数量(282万t)は史上最大規模となった。 出荷のうちの国内向けは、LDPEが2%増、PPが1%増、HDPEが1%減となっている。LDPEの増加は、最大消費分野のフィルム向けとそれに次いで出荷数量が多い加工紙向けの需要が回復してともに前年を3%上回ったことによる。PPの伸びは、コンテナー向けが13%もの伸張をとげたことによるところが大きい。また、押出成形向けが4%増えてOPPやフラットヤーンの落ち込みをカバーしたことも全体の拡大要因の一つと言える。同樹脂の昨年の国内向け総出荷数量の251万7,500tは、史上最大の規模である。 HDPEがわずかとは言え前年を下回ったのは、中国をはじめとしたアジア各国からの安価なレジ袋の流入が影響してフィルム用品種の出荷が1%縮小したため。大型中空成形品種が自動車のガソリンタンク向けを中心に12%増えたものの、絶対量がまだ小さいためフィルム品種の減少をカバーするまでにはいたらなかった。 一方の輸出の前年比は、LDPEが4%減、HDPEが1%増、PPが26%増--となっており、バラつきの大きさが目を引く。PPの場合は、極端な前年割れとなった02年の完全な逆転現象となっている。02年は、12ヶ月のうち前年を上回ったのが3月の1%増だけで、あとの月はほとんど2けたの前年割れとなったが、昨年は、逆に前年を下回ったのが1月の3%減のみで、2月以降は全て前年を上回った。一部のPPメーカーが積極的に中国などアジア市場の開拓に取り組んだことによるもの。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/0122jpca4jushi.tif |