2004年01月26日
TEC、新日石化学からプロピレン・プラントを受注
浮島工場向けにABBルーマス社「OCTプロセス」
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:新日本石油、新日本石油化学、東洋エンジニアリング

東洋エンジニアリング(TEC、広瀬 俊彦社長)は26日、新日本石油化学から、ABB ルーマス社のプロピレン増産技術であるOCT(プロセス)を適用したプラント建設の設計業務を受注したと発表した。

 「プロピレン生産体制強化」を目指して新日石化学が計画している、浮島工場のプロピレン生産能力を現行の年産30万トンから45万トンに増産するためプラントを建設するもので、TECはABBルーマス社の技術をベースにした基本設計及び詳細設計を担当。完成は2005年内の予定。

【プロジェクト概要】

◇客先:新日本石油化学株式会社
◇建設地:同社・浮島工場(神奈川県川崎市川崎区浮島町)
◇対象設備:OCTプロセスによるプロピレン製造設備
◇ライセンサー: ABBルーマス社(ABB Lummus Global Inc.:本社 米国ニュージャージー州)
◇役務範囲: 基本設計及び詳細設計
◇プラントの完成:2005年
◇受注の意義:(1)触媒を使ってブテン類とエチレンからプロピレンを生産するプロセス「OCTプロセス」での国内2基目の実績となる。
(2)今回国内で初めて、原料のブテン類を主に新日本石油精製の流動接触分解(FCC)プラントから取り入れるので、今後の石油精製と石油化学のインテグレーション推進にも大きく貢献する。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/cgi-bin/fax/search.cgi?CODE=1726