2004年01月30日
青色LED訴訟で、日亜化学に200億円支払い命じる
東京地裁が604億円の対価を認定、中村教授が勝訴
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:日亜化学、日立製作所

 青色発光ダイオード(LED)の特許権をめぐって米国カリフォルニア大学サンタバーバラ校の中村修二教授が元勤務先の日亜化学工業(徳島県)に発明の対価の一部として200億円支払うよ求めていた訴訟で東京地裁(三村量一裁判長)は30日、日亜化学側に請求額の全額を支払うよう命ずる判決を行った。
 
 同裁判長はLEDの開発に支払われるべき対価として604億円(日亜が得る利益の二分の1)を認定したが、中村教授側の請求が200億円だったため、その額にとどめた。日亜化学は即日控訴した。
 
 発明対価をめぐる企業と開発者の裁判では、29日にも東京高裁が、光ディスクの再生装置の特許係争で日立製作所の元社員、米沢成二さんに対し約1億6,000万円の支払いを命じる判決があったばかり。発明した技術、製品が画期的な場合、高額の報酬を請求できるという方向が認められたことで、企業側は大きな負担を避けられなくなるわけで、今後、最高裁がこれをどう扱うか注目される。