2004年03月03日
東京応化、中国に半導体・液晶ディスプレイ材料製造の合弁会社
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:東京応化工業

 東京応化工業は3日、中国の長春石油化學股有限公司(長春石化社)と、半導体および液晶ディスプレイ製造用材料を製造、販売する合弁会社を同国江蘇省に設立することで合意したと発表した。
 
 中国では、半導体および液晶ディスプレイで大規模な投資が行われ、そのための材料の需要も大幅な拡大が見込まれている。この有望市場で一層の事業拡大を図るとしている。新会社は、半導体および液晶ディスプレイ分野でのフォトリソグラフィ工程で主として用いられる高純度化学薬品の製造、販売を行う予定。
 
 工場は、江蘇省常熟経済開発区に建設の予定。上海の北西約95kmに位置し、蘇州、無錫、昆山、南通等の大中都市にも近く、立地面での優位性を有している。また、対外開放港である常熟港に近くインフラも整備されている。
 
 パートナーの長春石化社とは、1999年から台湾東應化股有限公司を合弁で運営してきた。今後さらに強固な協力関係を結び、中国での一層の事業拡大を図る。
 
【新会社の概要(予定)】
(1) 社名:長春応化(常熟)有限公司(CHANG CHUN TOK (CHANGSHU) CO., LTD.)
(2) 所在地:江蘇省常熟沿江工業区
(3) 資本金:730万米ドル(約8億円)
(4) 出資比率:東京応化工業51% 長春石油化學股有限公司49%
(5) 代表者董事長:小峰孝氏(東京応化取締役兼執行役員、営業本部長)
(6) 事業内容:半導体、液晶ディスプレイ製造用シンナー・フォトレジスト現像液の製造、販売
(7) 売上規模:約5億円(初年度計画)
(8) 面積敷地面積:約8,500〓延べ床面積約3,400〓
(9) 設備投資額:約10億円
(10)生産開始:2005年4月稼働予定
(11)従業員数:13名(当初予定)

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/0303tokyooka2.pdf