2004年03月08日
中国青島市、産業開発で日系企業を誘致
港湾施設を強化、コンテナ扱量は第3位
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:なし

 中国の青島市が日本企業の誘致に積極的に取り組んでいる。2003年の市の総人口は約720万人、市地区は247万人(前年比2.08%増)、年間新生児人口は5.1万人。市地区の平均給料は1万4,000元(1元は15円)だった。香港、マカオ、台湾など外国からの移住人口が5万人に達している。

 紡績や軽工業、化学工業などの生産ウェートが高く、家電、電子、合成ゴム、機関車輌生産および食肉加工で中国のトップクラスの地位を占めている。工業生産の総額は2,559億ドル。

 とくに青島港は国際的なコンテナ、鉱石、石油、石炭などの埠頭は取扱量が1億4,000万トンと全国5位、コンテナは423万TEUで同3位を占める。コンテナは天津の300万、広州の277万超える424万TEUで上海の1,128万、深せんの106万TEUに次いでいる。

 物流センターは前港湾物流センター(P&O、MAERSKなど)、空港物流センター(住友倉庫、IMCなど)、開発物流センター(ハイアール、ハイセンス、オクマなど)、北区港物流センター(COSCO)、ハイテク工業園貨物配送センター(CRUL=中国鉄道物流)、総合物流センター(CNCC=中国コンテナ集団物流)が世界的に有名である。
 
 外貨の同市での投資は2003年が127件(資本金の合計が5万1,480万ドル)で、累計1万5431件に及ぶ。世界のトップ企業500社のうち71社が投資している。順位は韓国、香港、日本、米国、台湾、シンガポールなど。
 
 2003年の輸出額は103.6億ドル、輸入は74.9億ドル。輸出品はアパレル、家電電子、運輸器具、機械などの製品、輸入は家電電子、機械・設備、紡績、化学・ゴム、鉱産物など。日系企業では積水化学、荏原、ジャスコ、理研ビタミン、日商岩井などが進出している。

 先週来日した青島市訪日代表団の干冲団長(市副市長)は、「青島市は日本に一番近い都市であり、投資、観光でも交流を深めたい。いま日本の領事館やJETRO事務所新設の話も進んでいる。

 福岡から1時間半、大阪から2時間、東京から2時間半の距離である。市は投資を受けるため、投資や支店設置などの手続きのサービス、市場改革・情報提供、教育・労務業務などの強化、市長への日本語電話受付など5項目を対応策にあげている」と日資歓迎の意向を示した。

 また対外貿易経済合作局の賈建軍・副処長は「市は物流、海洋生物科学技術、観光に力を入れている。電子家電、石油化学、自動車、造船、コンテナ、新材料の産業発展を進めている。年1,000万トンの大型精油プラント、30平方キロメートルの石油化学基地、年240万トンの造船、30万台の自動車、30万TEUのコンテナ生産を企画している」と当面の計画を語った。

 開発区としては経済技術開発区、保税区、ハイテク技術産業発展区、輸出加工区がある。すべての外資の相談にのる「外商投資サービスセンター(電話:中国86532-3096621、HP:Qoisc@public.qd.sd.cn)」を設置している。

 なお、今年の有力なイベントとして4月に国際車両業展、APEC中小企業技術交流展、6月に国際電子家電博、7月に国際医療器具展、8月に青島国際ビール祭り、9月に国際ファッションウィークなどを開催する。