2004年03月08日
中国の輸入、機能性樹脂も1月は低調
昨年12月までとは大幅な様変わり
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:なし

 中国による汎用樹脂の今年1月の輸入通関数量は合計7樹脂のうちPPを除く6樹脂が全て前年同月を大幅に下回るという異例の事態となったが、機能性樹脂の場合も合計7種類の樹脂のうち4樹脂が久方ぶりの前年割れとなり、残る3樹脂も伸び率が昨年末までの各月の伸張率を著しく下回っていることがこのほど明らかとなった。わが国の樹脂メーカーや商社各社は、予想外の現象にとまどいを隠せないでいる。

 機能性樹脂のうち1月の中国の輸入通関数量が前年同月を下回ったのは、PA、PMMA、EVA、EPSの4樹脂。1月の実績は、PAが37.1%減の1万658t、PMMAが18.7%減の8,117t、EVAが21.9%減の2万8,720t、EPSが6.9%減の1万3,467tとなった。いずれも昨年12月までは安定成長を遂げてきた樹脂であり、各樹脂の昨年の総輸入通関量と前年比は、PAが15万8,694tで31.8%増、PMMAが11万7,280tで5.5%増、EVAが35万4,975tで21.1%増、EPSが17万8,076tで2.1%増であった。
 残る3樹脂の1月の実績は、PCが10.3%増の5万38t、PBTが9.8%増の1万2,058t、POMが1.8%増の1万2,490tとなっている。PCとPBTの伸び率の高さが目を引くが、それとても昨年末までの水準を大きく下回っている。ちなみに、これら3樹脂の昨年の総輸入量と前年比は、PCが53万4,754tで28.7%増、PBTが16万213tで27.9%増、POMが15万1,512tで11.8%増であった。
 
 7樹脂とも昨年までの驚異的な成長を考えると、1月は大幅な様変わり状態ということになる。汎用樹脂にとどまらず、日本の化学企業が得意とする機能が売り物のポリマーにいたっても急ブレーキがかかったきたわけで、2月以降の動向がにわかに注目される事態となってきた。