| 2004年03月11日 |
| 住友化学、紙用加工樹脂事業を田岡化学に譲渡 |
| 【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:住友化学 |
住友化学は11日、2004年末をめどにグループ会社の田岡化学工業に「紙用加工樹脂事業」を譲渡すると発表した。 紙用加工樹脂は、紙の強度や、印刷適性を向上させる性能をもった合成樹脂だが、最近はIT関連機器の拡大やリサイクルの進展に伴い、要求される性能が多様化している。住友化学は、加工樹脂設計などに独自の技術をもち、長年にわたって同事業を展開してきたが、より一層機動的に需要家の要請に応えていくため、事業譲渡することにした。 田岡化学は、これまでも住友化学から紙用加工樹脂の一部グレードの受託生産を行ってきた。今後は、同社播磨工場に専用工場を新設し、生産体制を強化する。また販売は、住化ケムテックス社が引き続き総代理店としてあたる。 【田岡化学工業株式会社の概要】 1.所在地:大阪市淀川区 2.資本金:1,572百万円 3.社長:加藤壽郎 4.売上高:167億円(2002年度) 5.主要株主:住友化学51%(大阪証券取引所2部上場) 6.事業内容:精密中間体、機能材(染料、接着剤)、化成品の製造および販売 7.従業員数:約290名 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/0311sumitomokagaku.pdf |