2001年11月16日
ナフサのスポット相場、15日は急落
C&F/ジャパンは170ドル割れに
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 エチレンセンター各社によると、ナフサの国際スポット価格が15日に急落した。特に日本の商社や石油化学企業が国際トレーダーとの間で契約するなりオファーするなりした期近もの(C&F/ジャパン)の価格が下げ幅が大きい。
 
 C&F/ジャパンの15日の平均は、トン当たり170ドルをわずかながら切った模様。前日に比べて14~15ドル下がった。1ヵ月前に比較すると30ドル強の値下がりである。
 極東・東南アジア地域についで石油化学工業のナフサ依存度の高い西欧の期近ものも前日に比べて6~7ドル下がっている。1ヵ月前に対比するとやはり30ドルがらみの下降である。
 前日に比較しての下げ幅に違いがあるのは、内外の石化製品の需要の縮小に対処してエチレンの減産に踏み切ろうとしている企業が西欧より日本の方が多いせいではないかと見られている。
 もっとも、エチレンセンター筋では、こうした急落の直接の引き金は原油の国際スポット相場の大幅な下落にあると分析している。OPECの原油の減産が事実上棚上げとなったことに伴ってWTIもドバイも北海ブレントも全てが続落していることがストレートにナフサ相場に影響しているとの見方である。
 したがって、今後のナフサの価格がどうなるかは、原油のスポットの先行きが不透明な現時点では判断のしようがないと発言する向きが多い。今冬の気候・気温がどうなるかがはっきりするまでは毎日のように上下動が繰り返されていく公算が濃厚といえる。