2004年03月17日
中国の煙台経済技術開発区がB区の完成で企業誘致
4月13日、ホテルニューオータニで投資説明会
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:旭化成、三洋電機、三井物産

 中国・山東省の煙台経済技術開発区から王秀臣・煙台市副市長を代表とする訪日ミッションが来日、4月13日午後2時から東京・紀尾井町のホテルニューオータニで投資説明会を開く。煙台市と同開発区管理委員会が主催、日本国際貿易促進協会が協力、在日中国大使館経済商務処、日中経済協会、日中経済貿易センター、東海日中貿易センターが後援する。申し込みは4月7日までに国貿促、TEL/03-3506-8271。参加無料。

 煙台市は同開発区に輸出加工区B区を建設していたが、6月の完成を機に日本企業を誘致することになったもの。同開発区は1984年に中国国務院が許可した国家級開発区の1つで、総面積228平方キロメートル。全国国家級開発区投資環境・経済実力総合評価で8位にランクされている。また、大連、天津、青島と並ぶ黄海・渤海湾の重要都市として知られる。昨年11月から煙台—関西空港間の直行便が就行している。

 現在、同開発区内には輸出加工区B区のほか、IT産業パーク、自動車工業パーク、再生資源加工区、臨海工業区などがある。日本からはデンソー、大豊工業、豊田通商、ヤマハ発動機、三菱マテリアル、荏原製作所、三井物産、ニチレイ、旭化成、三洋電機、矢崎総業など100社が進出している。外資系の投資企業は700社に及ぶ。

 中国最大規模の軽乗用車と掘削機の生産基地のほか、テレビ用シャドー・マスク、アクリル繊維、第3世代移動通信、食品加工輸出、自動車部品などの基地がある。