| 2004年03月24日 |
| 経産省「世界の石化製品需給動向」策定、“中国の伸び目立つ” |
| 日本はユーザーの海外移転が影響、2008年のエチレン540万トン |
| 【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:なし |
経産省化学課は24日、「世界の石油化学製品の今後の需給動向」を策定、発表した。エチレン系、プロピレン系及び芳香族製品系石化製品について、2008年までの内外の需給(需要、生産能力、生産量)動向を、専門家で構成する研究会で調査してまとめた。エチレンの需要は、中国と中東で高い伸びが予想されるとしている。発表要旨は次の通り。 【エチレン系誘導品の需要】 ◇世界のエチレン系誘導品の2002年の需要量(エチレン換算)は、94.9百万トン(前年比4.7%増)、03年は98.3百万トン(同3.5%増)で、北米、韓国は減少したものの総じて堅調。とくに中国の需要の伸び(同14.4%増)が目立つ。 ◇2003年以降の各国の需要見通しを積み上げると、2002年から2008年の世界全体の需要の伸びは年平均4.9%、2008年の需要量は126.8百万トン(2002年比31.9百万トン増)となる見通し。 ◇需要の伸びは地域によって傾向が異なり、アジア地域は年平均6.7%程度。とくに伸びの大きい中国は、1ヵ国だけで2002年から2008までの間に11.2百万トンの需要増が予想される。一方、北米は年平均3.6%、西欧は同2.2%と安定成長で推移する見通し。 ◇日本の需要は2002年の5.5百万トン、03年の5.6百万トンに対し、一定程度の経済成長を見込んでも、製品輸入の拡大やユーザーの海外移転の動き等を考慮し、2008年は5.4百万トン程度と見通している。 【エチレン系誘導品の生産能力と需給バランス】 ◇世界の生産能力(エチレン換算)は、2002年末時点で112.6百万トン、現在計画されている新増設計画に基づくと、2008年末の生産能力は131.4百万トン(02年対比18.8百万トン増)で、年平均2.6%の増加。エチレンの生産能力は、02年末の109.3百万トンから08年128.0百万トンに増加する(年平均2.7%)見通し。 ◇中東及び中国における大幅な能力増加が見込まれる。 ◇中国の供給量は需要の増加に追いつかず、輸入超過はさらに拡大して、2008年の輸入は14.4百万トンに達すると見込まれる。アジア全体では15.1百万トンの輸入ポジションとなる。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/0324keisansyo.doc 2〜5ページ参照 |