2004年03月31日
大日本インキ化学の社長に小江専務、奥村氏は会長に
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:大日本インキ化学工業

 大日本インキ化学工業(DIC)は31日、奥村晃三社長が代表権のある会長となり、後任社長に小江紘司(おえ・こうじ)専務が昇格するトップ交代人事を内定した。
 
 小江氏は、昭和19年生まれ、60歳。九州大学大学院(工学研究科)を卒業して、同大学の講師となったあと、56年DICに入社した。印刷材料技術本部長などを経て、平成12年取締役、14年常務、15年には専務とスピード昇格した。
 
 奥村社長は記者会見で「6年前に社長に就任していらい、厳しい経済環境の中で経営の効率化やコア事業の強化、アライアンスに努力してきた。4年後に100周年を迎えて、新たな中期経営計画を策定するには、若返りが必要と考えた」と語った。後任の小江氏については「感性が豊かで、バランス感覚に優れ、新しい時代のリーダーにふさわしい人だ」と評した。
 
 また小江氏は「身の引き締まる思いだ。当社は世界のトップシェアをキープしている商品が多いので、強力なサプライチェーンを活かして、さらにグローバル展開していきたい。生産プロセスの革新、高機能型商品の開発、育成を図り、フレキシブルで強靭な世界一のファインメーカーを目指したい」と抱負を語った。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/0331dic.pdf