2001年11月15日
汎用4樹脂の国内向け出荷、10月も軒並み前年割れ
ポリオレフィンはフィルム用が、PSは電機・工業用が不振
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:なし

 汎用4樹脂(ポリオレフィン3樹脂とポリスチレン)の10月の出荷実績は、HDPEがわずかに前年同月を上回った(1%増)ものの、他の3樹脂は全てマイナス成長となった。LDPEは2%、PPは1%、PSは14%それぞれ前年を下回っている。
 
 うち、肝心の国内向け出荷は4樹脂全てが前年同月を下回った。PPは1%、HDPEは2%、LDPEは5%、PSは11%それぞれ縮小している。4樹脂全ての国内向け出荷が前年同月を割り込んだのは4月と9月に続いてこれが今年に入って3回目。
 
 4樹脂のうちのポリオレフィン3樹脂の縮小には、フィルム用品種の不振が大きく影響している。LDPEの主力の一般フィルム用は7%減、HDPEのメーンのバランスフィルム用は8%減、PPのOP(延伸フィルム)用は5%の落ち込みになっている。安価な輸入製品の増加と容器包装リサイクル法の本格施行なrびにイPPん景気の後退による需要減が響いてのものと見られている。
 LDPEの場合は、このほかの品種も中空成形用を除いて軒並みマイナス成長となった。特に電線用とパイプ用の10%減が目立つ。HDPEでは、フィルム用に次ぐ規模の中空成形用も7%の減少となっている点が目を引く。ただし、射出成形用はコンテナー向けの好調が効いて10%増となっている。それに対してPPの射出成形用は前年並みに終わっている。しかしコンテナー向けは41%もの成長を遂げている。
 PSの大幅減は、電機・工業用が25%もの減少となったことによるところが大きい。
 
 一方の輸出は、樹脂によって対前年同月比に大きなばらつきが生じている点が特徴。PSは30%の大幅減となったが、PPは2%の微減にとどまっており、LDPEとHDPEは逆にいずれも20%増えている。ただし両PEの大幅増も、前年同月の実績が前の年をそれぞれ34%と36%下回るものであった点を考慮すると手放しで喜べないという向きが多い。


2001年10月4樹脂生産・出荷・在庫実績
4樹脂生産・出荷・在庫実績
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