2004年04月16日
経産省調査「原材料値上がり」影響大きい
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:なし

 原材料価格の上昇が続いているが、経産省は16日「原材料価格の上昇の影響と対応」に関する調査結果を発表した。3月3月12日に原材料等連絡会議を開催して、各方面から情報を収集したほか、製造業及び中小企業を対象にアンケート調査を実施した。
 
 製造業では鉄鋼、非鉄金属、化学(石油化学、ゴム等を含む)、繊維、自動車、セメント、ガラスなどの主要業種を対象に調査した。この結果、一部の業種(繊維)を除き、ほとんどの業種が、影響について「採算が悪化した」と回答。とくに中小企業の場合は深刻で、「採算が悪化」とする回答が約7割を占めた。主な調査項目と回答内容は次の通り。

<原材料等の価格上昇・品不足による影響>
 回答のうち「大きな支障はない」は繊維の57%がトップ。次いで非鉄金属35%、自動車33%。化学工業は25%だった。「採算が悪化」は化学63%、電気・電子機器56%、鉄鋼53%など。
 
<製品価格への転嫁>
 化学工業で「81〜100%転嫁」とする回答は13%、「61〜80%転嫁」も13%で、61%以上転嫁できたという回答は、調査時点では合わせて26%しかなく、鉄鋼の41%、非鉄金属の66%、紙・パルプの28%、繊維の28%などを下回った。化学は転嫁が進まず「0%」という回答が全体の33%を占めた。

<今後の価格上昇の見通し>
 回答は、3ヵ月程度、6ヵ月程度、1年程度、相当長期、分らないの5項目の中から選ぶ方法をとった。化学工業の回答は、「相当長期」38%、「1年程度」31%、「分らない」5%などだった。「相当長期」と見ている業種は多く、自動車67%、電気電子機器53%、鉄鋼も40%を占めた。