2004年04月20日
米国のベンゼンのスポット相場が乱高下
直近の平均はトン250ドルに下降
【カテゴリー】:市況
【関連企業・団体】:エクソンモービル

 大手商社によると、米国におけるベンゼンのスポット相場は4月に入って乱高下を続けており、直近の平均価格はガロン当たり250セントとなっている。
 3月下旬に238セントであったのが四月初旬には300ドルまで上がり、その後いったんは230セントに下がったが、先週に入ってから再び上昇している。
 
 このように米国のスポットベンゼン相場が激しい上下動を繰り返しているのは、大量消費国であり同時に超輸入国でもある米国において、当面の需給バランスに対して週単位で異なる観測が駆け巡る事態となっているため。これは、重要な国内供給ソースであるBPケミカルとエクソンモービルのテキサス工場が3月末に火災事故を起こしたことによってベンゼンの品不足が一段と深刻になるとの観測が広まったあとで、エクソンモービルの運休がベンゼンとは直接の係わりを持つものでないことがはっきりしたり、韓国や南米さらには欧州などからかなりまとまった量が入着したとの情報が伝わったことなどによって生じている特異な現象と言える。平常な状態に戻るまでにはなお10日前後かかると見る関係者が多い。
 なお、米国の4月のコントラクトプライスは235セントで、3月を35セント上回っている。