2004年04月26日
中央化学、生分解プラの鶏卵パックを商品化へ
ポリ乳酸を原料にした製品を6月に発売
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:中央化学

 プラスチック製食品容器の大手メーカーである中央化学は今年6月から生分解性プラスチックによる鶏卵パックを商品化する。

 ポリ乳酸を原料とするペレット(中央グリーンプラ=C-GP)を加工したもので、従来のPET樹脂製やPS製の鶏卵パックと同等以上の透明性と強度を持ち、しかも使用後には自然界の微生物によって水と炭酸ガスに分解される点が大きな特徴とされる。また廃棄時に焼却しても、燃焼カロリーがキログラム当たり4,560カロリーと木材や紙と同等の低レベルで、加えてCO2の発生量も少ないという強みも併せ持つという。ただし、価格や販売計画の詳細は現時点では明らかにされていない。