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2004年06月02日 |
ナフサのMOPJの5月平均、さらに大幅に上昇 |
前月比8.7%高、前年同月比61.6%高に |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:なし |
エチレンセンター筋によると、ナフサの国際スポット相場のうちのMOPJ(ミーン・オブ・プラッツ・ジャパン)の5月平均価格はトン当たり約377.5ドルとなった。3ヶ月連続の上昇である。 これを前月の平均に比較すると、約30ドルの上昇となる。アップ率は8.7%である。今年に入ってからのボトムである2月の平均に比べると約47ドル(14.2%)高い。一方、前年同月に対比すると144ドル弱(61.6%)もの値上がりとなる。また、02年5月に対しては140ドル強(59.2%)、01年5月に対しては105ドル(38.5%)それぞれの上昇したことになる。 5月の契約分がわが国に到着するのは、6月中旬〜7月中旬。為替が5月の平均の1ドル=112円35銭のまま推移すると仮定した場合のこの期間のCIF価格はキロリットル当たり2万9,700円前後となる。取引の多くを占めるコントラクトものは、これよりも5〜10ドル分高くなる見通しだ。国産ナフサ価格の平均は3万2,000円台という計算になり、石油化学各社の収支バランスは大きく圧迫されることになりそう。 |