| 2004年06月04日 |
| 住友化学と全農、農薬事業で提携し「系統新会社」設立 |
| 【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:住友化学 |
全国農業協同組合連合会(全農)、住友化学、八洲化学工業、住化武田農薬の4者は4日、全農が八洲化学へ追加出資し、住友化学が住化武田の全農系統流通販売部分を分割して八洲化学へ吸収させ、系統新会社「協友アグリ株式会社」(承継会社は八洲化学)を設立することで合意したと発表した。今年11月の営業開始をめざす。 農薬市場をめぐる事業環境はこのところ厳しく、外資メーカーの参入や国内メーカーの事業再編への動きが活発化しているが、全農は住友化学グループとの提携強化によって、従来取組みが不充分だった(1)フェロモン剤や生物農薬など安全の高い総合的防除事業への取組み(2)受託防除事業など総合的農薬事業への展開(3)消費者ニーズが多様化している園芸分野事業の強化などを図る。 住友化学は、国内事業強化の一環として、2001年10月に農薬商系メーカーの「アグロス」を統合したのに続き、2002年11月には武田薬品から農薬事業を譲り受けて「住化武田農薬」を設立するなど、強力な商系流通体制を構築してきた。今回、全農と事業提携することにより、系統流通にも太いパイプをもつことになる。 【新会社の概要】 (1)社名 :協友アグリ株式会社 (2)営業開始日 :平成16年11月1日 (3)資本金 :約22億円(予定) (4)売上高 :230億円を目標 (5)本社所在地 :神奈川県川崎市高津区 (6)社長 :淺山哲夫(予定、現八洲化学社長) (7)事業所 :◇支店=札幌、仙台、山形(天童)、関東(下館)、東京、長野、名古屋、大阪、広島、福岡◇工場=山形(天童)、長野、福岡(甘木)◇研究所=長野 (8)社員数 :約250名(予定) (9)事業内容 :農薬・農業用資材の開発・製造・販売 (10)連結対象子会社 :ヤシマ産業、ヤマト種苗緑化、ヤシマトマス、エスコ、シー・ジー・エス、長崎三笠化学工業 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/0604sumitomo.pdf |