| 2004年06月09日 |
| 中国からのエチレンの引き合いが活発に |
| 誘導品の需要拡大による品不足が進む |
| 【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:なし |
大手商社筋によると、5月下旬以降、中国の化学品の大手トレーダーからエチレンの引き合いが一段と活発になっている。中には、直接日本の本社を訪ねて強く協力を要請するところも出てきている。 こうした動きの背景は、同国内の石油化学製品全体の需要の拡大によって供給能力不足が一段と深刻になってきたことにあると見られる。これまでは、ポリオレフィンやSM、PVCなど誘導品の需要の拡大に対しては輸入の拡大でカバーしてこれたが、最近は世界全体の石化製品の需給のタイト化で思うように海外品を確保できなくなってきており、このためエチレンの輸入拡大にも力を入れざるを得なくなっているというわけ。 ある大手商社によると、中国の昨年のエチレンの輸入数量は4万8,000トンであったが、今年は8万トンの輸入を必要としており、来年は25万トン、06年は40万トンを持ち込まないと需要を満たせない見通しにあるという。 しかし、少なくとも現在の日本のエチレンセンターの中には中国側の当面の増量要請に応じられるところはなく、このためどの商社も新たな商談を成立できないままきている。ちなみに、日本からの昨年1年のエチレンの輸出量は前年比132.3%中国側の32万2,426トンで、うち中国向けは同87.5%の3万927トンであった。今年1〜4月合計の輸出量は10万7,251トン、うち中国向けは3,632トンとなっている。 |