2004年06月17日
ポリオレフィンの出荷、5月は全体に低調
LDとPPは国内向けが6ヶ月振りに前年割れ
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:なし

 ポリオレフィン3樹脂の5月の出荷は、全体に低調であった。LDPEは前年同月を6%下回り、HDPEとPPはマイナス成長こそ免れたものの伸び率はHDPEが0.25%、PPにいたっては0.02%増にすぎず事実上横並びにとどまっている。LDPEは2ヶ月連続の前年割れ、HDPEはは一応2ヶ月連続の前年超え、そしてPPは6ヶ月連続の前年超えである。

 LDPEが6%もの減少となったのは、国内向けが4%、輸出が18%それぞれ前年を下回ったため。国内向けは6ヶ月ぶりの前年割れとなった。これには、市場の圧倒的多数を占めるフィルム用品種と第2位の加工紙用品種がともに6ヶ月振りに前年を割り込んだことが大きく影響している。輸出の大幅減は、定修前の在庫積み増しを必要とするところが多くて輸出余力が全体に縮小したためと見られている。

 HDPEがわずかとは言え前年を上回ったのは、国内向けが5%もの増加を遂げたため、射出成形用と中空成形用が大幅な伸びをとげたことと、フィルム用が4月に続いて前年超えとなったことによるもの。同樹脂の国内向けはこれで6ヶ月連続の前年超えとなった。しかし輸出は19%の減少となっている。各社とも輸出余力があまりなく、価格の改善が停滞した海外からの引き合いの多くを見送ったからと見られている。

 PPが前年割れを回避できたのは、国内向けがフィルム用の需要不振の影響で0.2%減となったのを輸出がポリエチレンとは逆に2%となってカバーしたため。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/06174jushi.tif