2004年07月20日
中国政府、信越化学、GE東芝の「シリコーン」に反ダンピング調査
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:GE東芝シリコーン、信越化学工業、東芝

 中国商務部は、7月16日の2004年第36号公告で、日本、米国、英国、ドイツ原産のジメチル シクロシロキサン(シリコーン)に対して、同国AD条例に基づき、同日からアンチダンピング調査を開始すると発表した。

 中国藍星化学、浙江・新安化学工業、吉林化学工業の申請によるもので、提訴状にあげられている日本企業は信越化学工業とGE東芝シリコーンの両社。調査対象期間は、ダンピングについては2003年4月1日〜2004年3月31日となっている。
 
 両社は今後20日以内に商務部輸出入公平貿易局に応訴手続きをとることができる。対象製品の輸入税則番号は29310000、38249090及び39100000。

 反ダンピング調査は通常1年以内に終わることから、この調査は2005年7月16日までに終了するが、特別な事情があれば2006年1月16日まで延長することができる。