| 2004年07月20日 |
| 住友化学が中国・無錫にLCD材料工場 |
| 偏光フィルムと導光板、来夏完成へ |
| 【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:住友化学 |
住友化学は20日、中国江蘇省の無錫市に液晶ディスプレイ(LCD)材料の新工場を建設すると発表した。 メチルメタアクリレート製の導光板と画像を鮮明にする偏向フィルムで、今月末に全額出資の子会社「住友電子材料(無錫)」(資本金約900万ドル=約10億円)を設立し、来夏までに約40万平方メートルの敷地に月産1,000万枚の偏光フィルム工場と年産5,000トンの導光板工場を建設する。2006年夏には偏光フィルムを3.5倍、導光板を倍増する計画。 この間、資本金を向こう3年間に7,300万ドル(約80億円)まで増資する予定。偏光フィルムはすでに上海でも生産しているが、当面、ロールを日本、韓国、台湾から調達する。 無錫では画面サイズに切り取る作業からはじめ、2,3年内にロールそのものの生産を開始する。投資資金は約100億円。住化は電子材料の連結売上高を2,003年の1,250億円から、06年には3倍増の2,500億円に倍増させる計画である。 【新会社の概要】 (1)会社名:住化電子材料科技(無錫)有限公司 (2)設立:2004年7月末 (3)資本金:9百万ドル(約10億円)、3年以内に73百万ドル(約80億円)まで増資予定 (4)設備能力:◇第一期(05年夏)導光板5,000トン/年偏光フィルム10百万枚/月◇第二期(06年夏):導光板10,000トン/年、偏光フィルム35百万枚/月 (5)人員:約300名(‘05年夏) (6)社長:宮竹賢一 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/0720sumitomo.pdf |