2004年07月22日
豊田合成が欧州3社の白色LED共同特許を取得
青色LEDと黄色蛍光体で白色光を構成
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:豊田合成

豊田合成(TEL/052-400-1055)は、欧州の照明器具、電子部品などのメーカー3社が保有する白色発光ダイオード(LED)の共同特許を一部(20%)取得したと21日、明らかにした。今後は豊田合成を含めて4社が共同特許を保有する。

取得した共同特許は豪トリドニック・オプトエレクトロニクス社(ギュンナースドルフ市、LED製品メーカー)、独ロイヒットストックベルグ社(ブライツンゲン市、蛍光体メーカー)と独ライテック社(グライスワイルド市、同)の所有するもので、青色LEDと黄色蛍光体により白色光を取りだす。これに豊田合成の白色LEDが加わる。

携帯電話や車載向けメーターのバックライトなどに使われる白色LEDはさらなる高光度化が求められており、4社はその技術の開発スピードの向上に取り組む。蛍光体の使い方次第では、白色LEDが自動車のヘッドライトにも使えるとの見方もでている。