2004年07月29日
石化品の6月の輸入、アロマが大幅増
逆に化成品と樹脂多くは大幅な縮小
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:なし

 石油化学製品の6月の輸入通関数量は、芳香族が前年同月を大幅に上回った半面、化成品と汎用樹脂の多くは逆に前年同月を大きく割り込むかたちとなった。
 
 ベンゼンは55.3%増。トルエンは8.66倍に膨らんでいる。いずれも先行きの数量と価格の両面に対する不安感の高まりからこれまで以上に積極的に買い出動をかけるユーザーが多かったせいと見られる。LDPEも16%増と高水準の輸入となっているが、この場合はフィルムメーカーの中でC4コモノマーのL-LDPEの供給不安から海外玉を多めに手当てするところが出始めたためと見られている。
 これらを除く多くの製品が前年を大きく下回ったことについては、海外の化学企業やトレーダーの多くが価格面で日本を大きく上回る中国や東南アジア諸国に余剰玉を振り向ける戦略を取ったせいと分析する向きが商社筋に多い。
 
 主要化学製品の6月の輸入通関数量は以下の通り。単位はトン。かっこ内は前年比。右は1月からの累計。

▽エチレン 2,300( 26.1%) 32,252( 97.0%)
▽プロピレン 3,882( 67.4%) 11,115( 86.1%)
▽ベンゼン 16,820(155.3%) 113,146(292.6%)
▽トルエン 42,618(865.5%) 68,571(438.8%)
▽EDC 1,992( 17.9%) 84,928( 60.1%)
▽メタノール 185,111( 99.6%) 1,000,841(101.4%)
▽EG 6,996(前年ゼロ) 24,158( 89.1%)
▽LDPE 14,465(116.0%) 82,528(112.1%)
▽HDPE 1,129( 26.8%) 6,823( 50.5%)
▽PP-H 1,540( 49.9%) 10,608( 85.6%)
▽PP-C 10,274( 82.3%) 50,340( 82.1%)