2004年08月02日
ナフサのスポット価格、日欧ともついに400ドル超え
1990年のイラクのクウェート侵攻いらいの高値に
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 大手商社ならびにエチレンセンター筋によると、先週末におけるナフサの国際スポット相場は日本向け(C&F)も北西欧向け(CIF)もともにトン当たり400ドルの大台をわずかながらも突破した模様。
 日本向けと北西欧向けの価格がトン400ドルを超えたのは、イラクがクウェートに侵攻した直後の1990年10月10日に日本向けが同410ドル、北西欧向けが同402ドルとなっていらい初めて。うち日本向けは過去1週間で同30ドル弱の値上がりとなった模様。1ヵ月前に対しては約67ドル高となる。
 
 ここにきての各地における急騰には、原油のスポット価格が先週に入って各地で最高値を相次いで更新してきたことが大きく影響していると見られる。WTIの先週末はバレル当たり43.8ドルで前日をさらに1ドル強上回っている。このためナフサ相場は週明け後にもう一段上昇する可能性がある。もっとも、最近のナフサの国際市場における取り引きはトレーダー間に限定されるかたちとなっていて、石化企業や石油精製企業や総合商社は出番を見出せないでいる。