2004年08月16日
エプソン、カメラ手ぶれ補正用のシステム開発、日本ガイシと共同
振動ジャイロセンサ、12月から量産へ、世界最小
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:セイコーエプソン

セイコーエプソン(TEL/03-3340-2637)はカメラの手ぶれ補正システム用として最適に設計された世界最小の超小型角速度センサ「振動ジャイロセンサ・XV−3500CB」を日本ガイシと共同で開発、ことしの12月から量産することになった。

同センサは新しく開発したジャイロ素子に単結晶である水晶結晶を使用して、従来にない高安定特性を実現した。同社独自の水晶微細加工技術、低消費電力アナログ回路技術、パッケージング技術を駆使して駆動回路内蔵型では最小サイズの5.0×3.2×1.3mmとした。小型デジタルカメラ、カメラ付き携帯電話など高性能手ぶれ補正機能を必要とする製品向けとして売り出す。

セイコーエプソンはこれにより新規事業分野としてセンサ市場に参入、今後は動作検出センサとしてゲーム機器、リモコン・セキュリティ機器などのローエンド向けをはじめ、ナビゲーションや姿勢制御アプリケーションなどのハイエンド向け製品の開発に力を入れたいとしている。主な特長、仕様は資料参照。

○資料
http://www.chem-t.com/fax/images/0816epson.tif