2004年08月31日
フィリッピンに初のナフサクラッカー、JGサミットが発表
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:丸紅

 フィリッピンのゴコンウェイ・グループと丸紅のJV(80%/20%)会社である、JGサミット・ペトロケミカルはこのほど、バタンガス州の石化工場内に同国で最初のナフサクラッカーを建設すると発表した。年産能力は35万トンで、2008年上半期までに稼動を始める。

 同社は、ポリエチレン 175千トン、ポリプロピレン 180千トンをもち、1998年の生産開始以来、原料のオレフィンの生産を計画していた。2001年3月には投資委員会からプロジェクトの認可を獲得したが、フィリピン・ナショナル・オイルがバターン州にナフサクラッカーを立ち上げる構想を発表したことで、サミットの計画はいったん凍結された。ナショナル・オイルの計画は最終的にとん挫している。