2004年09月16日
ポリオレフィンの出荷、8月も3樹脂揃って前年を上回る
国内向けが好調、PSを合わせ3ヶ月連続の前年同月超え
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:なし

 ポリオレフィン3樹脂の8月の出荷数量はいずれも前年同月を上回った。LDPEが2%、HDPEが4%、PPが5%それぞれ前年同月を上回っている。同じ汎用樹脂のPSも14%増であったので、汎用4樹脂全てが3ヶ月連続の前年同月超えになったことになる。
 
 ポリオレフィン3樹脂の8月の出荷が軒並み前年を上回ったのは、国内向け出荷がいずれも前年超えとなったため。LDPEは1%の小幅増にとどまったが、HDPEとPPはともに8%増と高い伸びを遂げた。
 
 LDPEが伸び悩んだのは、加工紙用やフィルム用の伸びが電線用や射出成形用さらにはパイプ用の大幅減をカバーし切れなかったから。HDPEの増加は、フィルム用と射出成形用が大きく伸びたことによるもの。PPの伸びには、軽量パレットの普及とフィルム用の需要の拡大が大きく寄与した模様。PP の国内向け出荷量は8月単月で史上最高規模となった。
 
 注目されるのは、3樹脂ともフィルム用品種が引き続き前年同月を上回っている点だ。中国をはじめとしたアジア諸国から安価な製品輸入が続いているHDPEのフィルム用も二けた増となっている。LDPEの加工紙用も含めて、需要家の間に先高観の広まりに伴う先行需要が発生したことが要因の一つと見られる。
 
 一方の輸出は、LDPEが4%増となったもののHDPEは10%減、PPは17%減といずれも大幅な落ち込みとなった。LDPEの増加は、アジア市況の急上昇を受けてのものと見られる。HDPEとPPの縮小については、多くの企業が輸出余力の著しい低下を理由に挙げている。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/09164jushi.TIF