| 2004年09月21日 |
| 住友化学、韓国で高品質MMAポリマー供給体制を整備 |
| LG MMA社が住友化学技術で年産4万トン設備着工 |
| 【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:住友化学 |
住友化学は21日、関係会社の韓国LG MMA社が、住化の連続バルク重合法によるMMAポリマー4万トンの新設工事に着手したと発表した。商業運転開始は2005年7月の予定。 LG MMA社は現在、年間10万トンのMMAモノマー設備と、懸濁重合法による同5万トンのMMAポリマー製造設備をもち、主に韓国内で供給している。近年、液晶ディスプレーのバックライト部材である導光板をはじめとした光学用途向けポリマーの需要が大幅増加しているため、住友化学の連続バルク重合法によるMMAポリマー製造設備を建設することにしたもの。 住友化学は現在、MMA事業を基礎化学部門の重点事業に位置付け、連続バルク重合法技術をベースとしてモノマー、ポリマー、キャストシート、押出板のすべての分野にわたって、アジア市場を中心に幅広く事業展開している。 MMAポリマーは、連続バルク重合法設備を愛媛工場とシンガポールにもち、愛媛工場では昨年、デボトルネックにより能力を年間3万トンから4万5千トンに増強、シンガポールでも、デボトルネックによる年間3万5千トンから5万トンへの能力増強が今年完成した。 韓国での新設により、住友化学はグループとして日本、シンガポール、韓国にそれぞれ同じ技術によるMMAポリマーの供給拠点が整う。合計能力も13万5千トンと、アジア地域におけるトップサプライヤーとしての地位を固めることになる、 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/0921sumitomomma.pdf |