| 2004年09月22日 |
| 中国のシノケム、韓国・仁川精油を買収 |
| 【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:なし |
中国の石油・石化の商社シノケム(中国中化集団公司)は、このほど、韓国石油業界5位の仁川精油を買収することで合意した。仁川精油は2001年に経営が破たん、法定管理下で売却先を探していた。買収額は5月にシノケムが提案した556百万ドルより若干下回るものとみられている。 仁川精油は、韓国火薬と米ユニオンオイルのJV・京仁エナジーとして設立され、韓火エナジーと改称後、現代グループに買収されて現在の名称に変更した(1999年に現代グループを離脱)。韓国の石油会社5社(SK、LGカルテックス、Sオイル、現代オイルバンク、仁川製油)の中では最下位だが、製油所は中国に近い黄海側にあり、処理能力は27.5万バレル (BPD)と大きい(日本でこれを超えるのは2製油所のみ)。BTX能力はベンゼンが10万トン、トルエン25万トン、キシレンは40万トン。 シノケムは1950年に設立され、石油、肥料、ゴム、プラスチック、化学品等の国内、国外取引を行っている。同社は海外精油所で石油製品を生産して中国市場で販売することを狙い、タイのタイオイル買収を仕掛けたこともあるが失敗。 今回の買収により、中国の石油3大メジャー(シノペック、CNPC:中国石油天然ガス集団公司、CNOOC:中国海洋石油総公司)に次ぐ4社目の石油・石化会社となる。中国政府はWTO加盟に当たり、石油製品の市場開放を約束しており、本件を認可する見込み。(上海発=特約) |