2004年10月08日
オレフィン価格、西欧で再び上昇
米国でもプロピレンのコントラクトものがアップ
【カテゴリー】:市況
【関連企業・団体】:三井物産

 西欧におけるオレフィンのコントラクトものの10〜12月期の価格が決定した。三井物産など大手商社によると、エチレンの価格は7〜9月期よりトン当たり65ユーロ高い700ユーロに決まった。ドル換算で860ドルとなる。前期を約10%上回る価格となる。

 一方のプロピレンの価格は前期より35ユーロ高い620ユーロに引き上げられることになった。ドル単位では760ドルとなる。アップ率はおよそ6%。

 いずれも、直近の原油ならびにナフサの急騰以前の段階でサプライヤーとユーザーの間で合意が整ったもの。石化製品全体の需要の拡大による需給のタイト化が決定的な要因と見られる。

 米国のコントラクト価格はまだ10月分が未定の状態にある。しかしプロピレンの10月の価格は9月よりポンド当たり1セント上がって34セントとなる見込み。トン当たりのドル価格は750セント前後となる公算が濃厚と見られている。

 アジア地域の直近の価格(スポットもの)は、エチレンがCFR1050〜1100ドル、プロピレンが980ドル前後となっている。先月下旬に比べるとエチレンは約20ドルの下降となる。しかしプロピレンは、逆に30ドルのアップとなっている。
 
 エチレンの軟化は、一時期1300ドルまで暴騰した反動が出てきたことによるものと見られる。ただし、中国の国慶節による長期休暇が明ける来週からは再び同国向けの誘導品の輸出商談が活発に展開される見通しにあるので、エチレンのスポット価格が続落となる可能性は低いというのが大手商社に共通した見方である。