2004年10月14日
PETボトル協、費用の事業者負担論に“反論”
中環審と産構審の合同会議で見解を表明
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:PETボトルリサイクル推進協議会

 PETボトルリサイクル推進協議会は14日に中央環境審議会廃棄物・リサイクル部会と産業構造審議会廃棄物・リサイクル小委員会が関係事業者団体を招いて実施した容器包装リサイクル法の見直しに関するヒアリングの会合に出席し、同協議会の活動状況とリサイクルの実績等を説明するとともに、前回のヒアリングで自治体が主張した分別収集費用の事業者負担の必要性に対する見解を明らかにした。

 このうちの、分別収集費用を事業者が負担すべきとする自治体の意見については、明確な根拠が欠けておりまた間違った事実認識も多い点を指摘して、同意できない旨を強調した。

 そして、今後論議を進めていくに当たっては「環境負荷を減少させる効果や社会コストを削減する効果があるかどうかをきちんと確認することが不可欠」との考えを披露した。また、廃棄物の発生抑制や負担の公平性の確保には「容器包装を含む全てのごみの処理の有料化も一つの方策」とも指摘して行政側に検討を要請した。