2004年11月18日
東京応化、中国常熟市に新工場
台湾・長春石化と合弁、LCD用シンナー・フォトレジスト現像液生産
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:東京応化工業

 東京応化工業は18日、中国江蘇省の常熟市に半導体および液晶ディスプレイ(LCD)製造用材料を生産する現地会社「長春応化(常熟)」を設立、05年4月から操業を開始することになったと発表した。
 
 新会社は東京応化51%、台湾の長春石油化学49%の出資で資本金は730万ドル、菫事長に東京応化の小峰孝・取締役兼常務執行役員が就任した。
 
 常熟沿江工業区の用地8,500平方メートル、延べ床面積3,400平方メートルの建屋に資金約10億円を投じて半導体、液晶ディスプレイ製造用のシンナー・フォトレジスト現像液設備を建設する。従業員は13名、初年度5億円の売り上げを見込んでいる。
 
 中国では両分野で活発な投資が行われており、製造用材料の需要増が見込めるため、効率的な生産、販売体制を築くことにしたとしている。