| 2004年11月22日 |
| 中国−ASEAN10ヵ国サミット・博覧会、南寧で初会合、毎年開催へ |
| ベトナムとの国境・防城港に貿易の接点、広西−ハノイの高速道整備 |
| 【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:なし |
中国経済の急発展と東南アジア諸国のビジネスをどう結びつけ、調整するかを協議する第一回中国−ASEAN10ヵ国の首脳サミットと博覧会が、先に広西イワン自治区の首都・南寧市で開かれた。 自由貿易協定(FTA)の締結促進を目指すことで意見が一致、来年から毎年、同市で「中国—ASEAN博覧会」(CAEXPO)が行われることになった。 当初は東南ア各国の首脳がどこまで出席するかが懸念されていたが、フタを開けるとカンボジア首相、ミヤンマー、ラオスの総理が出席したほか他の各国ともトップクラスの高官およそ130人をそろえ、このイベントを大きく盛り上げた。 推進役の中国を代表して開会を宣言した呉儀副総理は「ともに発展、平和的につき合い、豊かになろう。中国は優遇措置、奨励金交付などの政策をとり輸入を増やす」と各国に協力を伝えた。 同サミットと博覧会の開幕式には予定されていた人数の倍の2万人が出席した。会場の南寧国際会議センターには2,600余のブース(小間)が設置され、家具、電子製品、自動車、工作機、化学製品、医薬、食品、雑貨など200にわたるカテゴリーの品目がところせましと展示され、中国の製品が大半を占めた。 このイベントの成功のウラには中国の並々ならぬ努力が払われた。さきにインドネシアの大統領が62%の投票率で選ばれて政権が安定、また中国−ベトナムの関係が正常化するなど東南アの政情安定化が進んだこともあるが、最も注目されるのは中国とハノイ間の高速道路整備とベトナム国境での大型の防城港の建設だ。 南寧市から同国境・友誼関までの南友高速道路160キロメートルは、ベトナムの涼山までを含めてほぼ整備が終わっている。残るハノイまでの160キロメートルも今後、工事が進められるという。完成すれば320キロメートルの距離を車でほぼ3時間半ていど(現在は約8時間)で走れ、物流が活発化する。(総延長距離179キロ、投資額35億元=445億円、05年中に完成) さらに南友高速道路から防城港をとおるバイパス(2年後に完成)も計画されている。同港には25万トン、15万トン級の岸壁が完成している。欽州、北海とならぶ北部湾の大型港でもあり、東南アの貿易の中心港に大きく変わる見通しだ。さらに漁業も戦争の危険地帯を脱したことで「宝庫」となるのは間違いない。 中国13億人、東南ア5億人の人口。自由貿易に向かうことでビジネス、貿易、文化交流のチャンスが広がる。それぞれの国の特色を生かした交流が急速に広がるものと見られる。 |