2004年11月29日
PPフィルムの出荷、10月もわずかながら前年超え
累計は43万トンで前年同期の2.5%増
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:日本ポリプロ、日本ポリプロピレンフィルム工業連合会

 日本ポリプロピレンフィルム工業連合会の集計によると、OPP(PP延伸フィルム)とCPP(PP無延伸フィルム)の10月における出荷数量はOPPが2万4,188トン、CPPが1万3,776トンとなった。前年同月に比較すると、OPPは0.3%、CPPは0.7%それぞれ増えている。合計は3万7,964トンで0.4%増となる。
 
 わずか0.4%の増加ではあるが、これでPPフィルム全体の月間出荷量は5ヶ月連続の前年同月超えとなった。今年に入ってからは、5月の0.7%減を除いて全ての月が前年を上回るかたちとなっている。
 これは、最大消費分野の食品包装向けがOPPもCPPも着実な伸びを遂げてきていることによるもの。10月の実績も食品包装向けはOPPが1万7,195トンで1.1%増、CPPが1万1,679トンで0.6%増となっている。
 
 この結果、1月から10月までのPPフィルムの総出荷量は、OPP21万6,446トン、CPP12万4,330トンの合計34万776トンとなった。前年同期比はOPPが2.3%増、CPPが2.9%増、合計が2.5%増ということになる。主力の食品包装向けは、OPPが15万1,535トンで3.5%増、CPPが10万5,244トンで2.8%増となっている。