2004年12月03日
中国の汎用樹脂輸入、10月はほとんどが前年割れ
依然として韓国品と台湾品が高いシェア
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:なし

 中国による汎用樹脂の10月における輸入通関数量は、合計8品目のうちPP-C(ポリプロピレン・コポリマー)を除く7品目が前年同月の実績を下回った。このように多くの品目が前年割れとなるのは最近では極めてまれなケース。対中輸出各国の相次ぐ値上げによって、従来通りの操業率を維持できない加工企業が増えてきたせいではないかと分析する向きが商社の間には多い。
 
 国別では、依然として韓国と台湾が高いシェアを維持している。韓国品はHDPE(高密度ポリエチレン)、PP-H(ポリプロピレン・ホモポリマー)、PP-Cの計3品目で、また台湾品はPS(ポリスチレン)、PVC-H(塩ビホモポリマー)、ABS樹脂--の計3品目でそれぞれトップシェアを確保している。HP-LDPE(高圧法低密度ポリエチレン)ではマレーシア品が、L-LDPE(直鎖状低密度ポリエチレン)ではサウジアラビア品が引き続きトップを占めている。
 
 日本品のランクは、PVC-Hが第2位、ABSとPP-Cが第3位、PSが第5位、PP-Hが第6位、L-LDPEが第7位、HP-LDPEが第8位、HDPEが第9位--となっている。
 
 中国による汎用樹脂の10月の輸入通関数量は以下の通り。単位はトン。カッコ内は前年比。右は1月からの累計。
 ▽HP-LDPE 109,410( 98.3%) 1,088,246( 89.9%)
  日本品   6,804( 80.0%)   81,743( 89.4%)
 ▽L-LDPE  71,354( 95.0%)  973,786(113.5%)
  日本品   2,462(151.2%)   33,460(146.6%)
 ▽HDPE   136,569( 81.5%) 1,966,888(109.3%)
  日本品   6,533( 62.0%)   88,340( 79.3%)
 ▽PP-H   215,177( 90.6%) 2,407,892(108.5%)
  日本品  12,715( 93.9%)  169,037(113.7%)
 ▽PP-C   19,852(120.9%)  208,527(132.3%)
  日本品   1,113(197.4%)   8,878(108.8%)
 ▽PS    106,335( 90.0%) 1,144,132(100.4%)
  日本品   4,662( 83.8%)   68,623( 74.1%)
 ▽PVC-H  104,948( 71.5%) 1,400,231( 97.5%)
  日本品  30,709( 99.8%)  381,695(110.4%)
 ▽ABS   154,439( 94.6%) 1,638,306(112.6%)
  日本品  11,826( 83.4%)  122,658( 97.4%)