2004年12月15日
藤沢薬品、腹膜透析事業でフレゼニウスと提携
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:藤沢薬品

 フレゼニウス メディカル ケア ジャパン(田 礼昭社長)と藤沢薬品(青木初夫社長)の両社は15日、腹膜透析事業で提携し、05年4月から共同で腹膜透析製品の国内販売を開始することになったと発表した。
 
 フレゼニウス(本社:ドイツ・バドホンブルグ市)は、同社製の腹膜透析製品を藤沢薬品に供給し、藤沢薬品は在宅医療事業部を通じてフレゼニウスと共同で日本国内でのプロモーション、販売を実施する。
 
 腹膜透析は、血液透析や腎移植とならび、末期腎不全患者様の血液を浄化する治療法の一つで、患者自身の腹膜(腹腔と内臓の表面を覆っている細胞組織)を血液浄化のための透析膜として利用する透析方法。患者や家族が行える特徴がある。現在日本では約241,000 人の慢性腎不全患者のうち、約10,000 人がこの療法を受けている。
 
 フレゼニウスは、血液透析装置やダイアライザー、関連するディスポーザブル製品などの透析製品では世界最大規模のメーカーで、日本では2000 年から腹膜透析事業を展開している。
 
【フレゼニウス メディカル ケア ジャパン株式会社の概要】
◇本社所在地 : 東京都品川区南大井3-15-1
◇設 立 : 1993年
◇代表者 : 田 礼昭
◇事業概要 : 透析に関わる医療機器、医療用具、医薬品等の輸出入、製造、販売および
リース、これに付帯する関連業務

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/1215fujisawa.pdf