2004年12月21日
デグサ、PEEKとPES事業で吉林大学と仮契約
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:デグサ

 ドイツ・デグサ社はこのほど、中国・長春の吉林大学との間で、同大学子会社の吉大高新材料有限公司(Jida New Materials)株の80%を購入する仮契約を締結した。調印式にはドイツのシュレーダー首相と中国の温家宝首相が出席した。
 
 吉林大学が開発したエンプラのPEEKとPESを扱う子会社で、両者はすでにPEEKとPESの共同開発、製造、販売に関する覚書を締結している。本契約はデグサの監査役会の承認を得て締結される。

 デグサでは、本件は吉林大学が高機能材を開発し、デグサがマーケティングや運営、資金を担当するという、中国とドイツの新しい協力モデルであり、これによりナイロン12やポリブリチレンテレフタレートなどの特殊ポリマー、高機能ポリマーを扱う同社の高機能ポリマー事業を強化できるとしている。